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保険加入時の告知書、どう書けば安心?正直な記入が将来を守る理由とポイントを解説

Tags: 保険加入, 告知書, 告知義務, 告知義務違反, 保険見直し

保険のご加入や見直しをご検討されている皆様、こんにちは。「パーソナル保険ナビ」です。

ご自身のライフスタイルに合った保険を選ぶことは、将来への安心につながる大切なステップです。しかし、保険に加入する際には「告知書」という書類を提出する必要があり、「何をどこまで書けばいいのだろう」「間違って書いてしまったらどうなるのだろう」といった不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

この告知書は、保険会社が保険を引き受けるかどうか、あるいはどのような条件で引き受けるかを判断するための非常に重要な書類です。告知書に正確な情報を記載することは、契約者様ご自身の利益を守り、将来、保険金や給付金を問題なく受け取るために不可欠です。

この記事では、保険加入時の告知書について、その役割や書き方のポイント、そして正直に記入することがなぜ重要なのかを分かりやすく解説します。告知書への記入に迷っている方や、正しい知識を持って安心して手続きを進めたいと考えている方のために、役立つ情報を提供できれば幸いです。

保険加入時の「告知書」とは?その役割を理解しましょう

保険に加入する際、契約者様や被保険者様(保険の対象となる方)は、ご自身の健康状態や既往歴、職業などについて、保険会社に伝える必要があります。この報告を「告知」といい、その内容を記入するための書類が「告知書」です。

保険会社は、お伝えいただいた告知内容に基づいて、保険を引き受ける際のリスクを判断します。例えば、過去の病歴や現在の健康状態によっては、将来、保険金や給付金を支払う可能性が高まると判断されることがあります。保険会社は、お客様から集めたこれらの情報をもとに公平な保険制度を運営しています。

告知書への正確な記入は、いわば保険契約の信頼の礎となります。後述しますが、告知内容に誤りや漏れがあった場合、将来の保険金・給付金請求時に大きな問題が生じる可能性があります。

告知書ではどのようなことを聞かれる?主な記入項目

告知書で質問される内容は、加入する保険の種類や保険会社によって多少異なりますが、主に以下のような項目が含まれます。

これらの質問項目には、指定された期間内(例:「過去5年以内」)の情報について、正直かつ正確に記入する必要があります。

告知書の正しい書き方:正直・正確が最も重要

告知書への記入で最も重要なのは、「正直に、正確に、ありのままを伝えること」です。

告知義務違反とは?知っておきたいリスク

もし告知書の内容に、故意または重大な過失によって、事実と異なる記載をしたり、重要な事実を告知しなかったりした場合、「告知義務違反」となります。告知義務違反と判断された場合、保険会社は保険契約を「解除」することがあります。

保険契約が解除されると、たとえ長年保険料を支払っていたとしても、その契約は無効となり、将来、保険金や給付金を受け取れなくなる可能性があります。また、保険契約が解除された場合、それまで支払った保険料が戻ってこないこともあります。

さらに深刻なのは、保険金や給付金の請求が発生した後に告知義務違反が発覚した場合です。例えば、病気になって入院し、医療保険から給付金を受け取ろうとした際に、その病気や関連する既往歴について告知書に正しく記載していなかったことが判明すると、給付金が支払われないだけでなく、契約全体が解除されてしまう可能性があります。

「少し前のことだから大丈夫だろう」「軽かったから書かなくてもいいだろう」と自己判断せず、告知書の質問には指定された期間・範囲で正直に回答することが、万が一の事態に備える保険本来の目的を果たすために非常に重要です。

よくある疑問:健康診断の結果や一度の通院はどうする?

告知書に関して、読者の方からよくいただく疑問点にお答えします。

告知書の記入で少しでも迷ったり、ご自身の健康状態についてどのように告知すれば良いか判断に困ったりした場合は、自己判断せず、必ず保険会社のコールセンターや、担当の募集人に確認するようにしてください。

まとめ:告知書の正確な記入が、将来の安心につながる

保険加入時に提出する告知書は、契約者様・被保険者様の健康状態などを保険会社に正確に伝えるための重要な書類です。

告知書に正確な情報を記入することは、保険契約を有効に維持し、万が一の際にきちんと保険金や給付金を受け取るために、契約者様ご自身を守る行為です。

保険選びは、将来の安心を形作る大切なプロセスです。告知書の記入も含め、不明な点はそのままにせず、信頼できる情報源や専門家を活用して、正しい理解のもと手続きを進めていただければと思います。「パーソナル保険ナビ」では、お客様一人ひとりに最適な保険選びをサポートするための情報を引き続き提供してまいります。